関東B級&ご当地グルメドライブ 

関東近郊の貧乏旅行とB級グルメのブログ。 1泊・日帰りを問わず「いかに金かけず楽しむか」をテーマとした「B級旅行」に挑戦!! たまに温泉や温泉水販売所についても触れます。 予算は日帰りは大人2人5000円、1泊は18000円~23000円を目安にしています。 記事はあくまでUP当時の現状なので、それ以後の内容に関しては保証できませんので悪しからず。 R5年4月より不定期更新となります。 ご意見・ご質問は、 Instagramの方にていただければ幸いです。

タグ:ホンビノス

みなさま、お久しぶりです。

定期更新は終えたものの、
気が向いたり、ネタを仕入れたりしたら、
こうして新規記事をアップしていくので
宜しくお願いいたしますm(_ _)m
出来れば、月1位では書きたいかな、、、


さて、『古い船橋市民』にとって、
貝はソウルフードである事は以前に書きましたが、
この時期になると、
身体が貝モードに突入してしまいまする。

悲しいかな、、、
埼玉グルメよりビノス、

栃木グルメよりアサリ、、

群馬グルメよりサルボウ&シオフキ、、、

(あ、茨城にはハマグリがあるわな、、、、💧ちなみに大洗は2022年時点で1㎏まで無料持ち帰り可能。太っ腹だな。。。)

ともかく古い船橋市民は、
無性に新鮮な貝が食いたくなる訳でして、

身体が自然と山から海に向かってしまうのデス…




さて数日前のある日、
気温22℃、天候は晴れ☀️ 
しかも干潮は午後2時で15㎝と、絶好の潮干狩り日和

このチャンスを逃す訳にはいかない(`Д´)ノ!!!
つぅ訳で、今年初の潮干狩り、
『貝活クラブ』を開催することに。。。

時間はタップリあるので、今回はハシゴだぁ###


まず向かうは、江○川の旧行○橋エリア。

Screenshot_20230412-141420_Gallery


水門近くの駐車場🅿️に車を停め、
堤防から降りて、早速ヘドロの中にまみれる。

堤防の工事が終了したので、
スポットまではアクセスしやすく、ヘドロまみれにはならなくて済むのだが、
あえてヘドロの多い場所から狙う。


木の柱がある場所を狙い、ほじくっていくと…

Screenshot_20230412-141410_Gallery


小さめのホンビノスやオキシジミと御対麺じゃ

Screenshot_20230412-141358_Gallery


更にここから少しだけ下がり、
新行○橋の下、橋桁の回りをほじくる事にする。

この辺は、若干ヘドロが少な目。

Screenshot_20230412-141346_Gallery


ここでもオキシジミやビノスが。。
Screenshot_20230412-141325_Gallery


ここ数年、ホンビノスはやや収穫が少な目だったが
この日は色んなサイズのモノがゲット出来た。
今年は当たり年かもしれませぬ。
20230411_122813


さて、江◯川放水路にて1時間粘った後は、
ここから車で15分の、
船橋海浜公園の無料エリアに移動。

Screenshot_20230416-014323_Instagram


まずは、禁止エリアギリギリの、
沖寄りの場所を狙う。
20230411_141016

膝下あたりまで水に浸かり、
狙うはホンビノス以外にアカニシ貝やサルボウ貝

サルボウ貝は赤貝の仲間で、
掘るというより、落ちているのを拾う様な感覚。

Screenshot_20230412-141209_Gallery



以前は最低5つ、最高12個は採れたものだが、
今回は僅か2つしか採れなかった😭、

しかし、ここでもビノスが割と多目にゲット出来た。

Screenshot_20230412-141300_Gallery


この後、有料エリア近くに移動。

ちなみに昨年あたりから、
シオフキ貝は少しだけしか採れない。
この日も収穫はごく僅か。


昨年潮干狩りに行った際、
有料エリアの監視員が、シオフキ貝は食べられない事をやたらとアナウンスしていたが、
下処理の仕方を上手くやれば美味い貝である事がネットで広がり、持ち帰る人が増えたからなのか?

以前は1時間も粘れば、
大きいモノが30個位は容易に拾えたのだが、、、


潮干狩り後は、
家で作ってきた塩水をバケツに入れ、
その中に収穫した貝を放り込む。

Screenshot_20230412-141149_Gallery


自宅の風呂場で、持ち帰った貝を広げる。

Screenshot_20230412-141123_Gallery


一番多いのがホンビノス。これは意外だった。
今年は期待出来るかもしれないなぁ~


始めに、ビノス以外の貝の処理を。。。

Screenshot_20230412-141110_Gallery


さて、まずはオキシジミからやっつけちゃいましょう

Screenshot_20230412-140801_Gallery

食用にはあまり向かない市川のオキシジミ。
とにかく臭みが強い。

沸騰したお湯で3分。
こうして茹でただけで、ヘドロ臭が台所に立ちこめる


身を取り出し、水泡状に膨れている所を包丁で潰し
内臓を潰してひたすら洗いまくる。

Screenshot_20230412-140713_Gallery

当然、茹で汁はとてもじゃないけど使えないので、
さっさと捨てる。

さて、まな板を交換し、次はシオフキ貝の処理。
このブログで何回も書いたけど、
シオフキ貝はバカ貝の親戚なので、処理や食べ方は、
全く同じ。

Screenshot_20230412-141045_Gallery


同様に熱湯で2分。口を開けたらすぐ取り出し、
オキシジミ同様に内臓をつぶしながら、
ひたすら5回ほど洗いまくり、
最後はキッチンペーパーで水分を拭き取る。

Screenshot_20230412-140939_Gallery


さて、またまたまな板を洗って消毒し、
次の処理はサルボウ貝。

赤貝の一種で、こいつがまた美味い。

番の所に包丁を入れ、こじ開けるんだが、、、

Screenshot_20230412-140848_Gallery


赤い汁を出して、かなりグロテスク。

Screenshot_20230412-140820_Gallery


これを1分程茹でてよく洗った後に分解し、
生食用の包丁で刺身を取る。

今回の茹でた貝刺盛り合わせは、僅かな量😭

Screenshot_20230412-140341_Gallery

小さいけど、
ちゃんと赤貝やアオヤギに見えるでしょ…?


さて、サルボウ貝やシオフキ貝の、
刺身に出来ない残り部位に、
先程のオキシジミを混ぜて1品作りましょう。


材料は、
ニンニク、たまねぎのみじん切り、マッシュルーム
鷹の爪1つ、塩胡椒、黒胡椒、オレガノ、バジル、
そしてアンチョビ1本。

Screenshot_20230412-140537_Gallery

これらをオリーブオイルでよく炒め、

Screenshot_20230412-140510_Gallery


これを軽く焼いたバケットに乗っけて僅かなマヨネーズをかけて、再びオーブントースターで2分位焼く。

Screenshot_20230412-140327_Gallery


これでイタリアンらしいアンティパストが1品完成。

オキシジミの臭みが消え、
いい意味で癖のある味に変わるんだよなぁ~
白ワインより、赤ワイン🍷に合います。


さてお次は、アサリ4つに小さいホンビノス6つ。
冷凍庫にあったホタテの稚貝とイカ、白身魚を使い
一品作りましょう。
材料はこちら。
Screenshot_20230412-140455_Gallery


オリーブオイルにニンニク、バジル等を入れ、
貝や魚を炒めて白ワインを振り、水と野菜を投入。
エビのビスク味のカップスープの基を加え
味を見ながら塩コショウを加えながら煮るだけ。



で、この日の晩飯の全景。

Screenshot_20230412-140353_Gallery


大きいホンビノスは、単純に酒蒸し。
これが一番美味いんだけど、
初日はモヤ抜きが完全じゃ無いから、癖のあるほうれん草と一緒に蒸します。

翌日は、残りのホンビノスでクラムチャウダー。
翌々日は玉葱とキャベツを敷いて白ワイン蒸し。


3日間楽しめたんだから、これはこれでアリかなぁ~
いずれも無料なんだから、、、




今年、正午~午後2時あたりに潮干狩りが出来る日は
4月22日頃と5月8日頃、5月22日頃、
6月6日頃、6月18日頃の前後2日が狙い目です。


さて、折角行くからには坊主だけは勘弁。
どの貝を狙うかにより、行くスポットが変わります。


あくまで昨年迄の経験ですが、
例えば、
江戸川放水路ではホンビノスとオキシジミ、
それと僅かにアサリ、
(河口付近ではマテ貝)

船橋海浜公園の無料エリアでは、
禁止区域ギリギリのやや深い場所だと、
ホンビノスと僅かにサルボウ貝、
運が良ければアカニシ貝やトリ貝も、、、

有料エリア近くの浅い場所ではシオフキ貝にアサリ、
運が良ければマテ貝が狙えます。
(アサリが多ければ彼らを補食するツメタガイも…)

検見川浜では潮の引き加減によるけど、
マテ貝や僅かにアサリ、ホンビノス、

千葉ポートタワー近くではアサリとツメタガイ、
僅かにホンビノスとマテ貝、

当然、かなり運に左右されますが、
干潮が一桁以下なら、採れる確率が高まります。

今回の収穫を振り返ると、
今年はビノスが好調で、他はやや少ないかな、、、と予想しています。

昨年は、千葉ポートタワー近くで、アサリが復調気配でしたが、今年はどうか、、、?

マテ貝は昨年不調だったが、果たして今年は?



尚、こうした無料エリアでの潮干狩りは、
小学生以下の子供の同伴は非常に危険なので、
あまりオススメ出来ないっす。


ヲラの夢は、
ツメタガイとアカニシ貝とサルボウとシオフキの、
貝刺4点盛り作って食う事だが、
その夢はまだ叶っていないんだよね😢
(※勿論全て軽くボイルします)

さて、ネタ切れなので、
かなり古い話をはさみます。

ある年の晩夏の平日休みの日、、、

朝遅く起きてグダグダゴロゴロしながら、
スマホで何気なく潮の満ち引きを調べていたら



干潮11時半、なんと水位5㎝!!


ややっ、これは急がなきゃ(;´゚д゚)ゞ


って事で、早速船橋市内の端、
『離島』にある、某公園に向かう。


到着が干潮の時間から30分遅くなった。
コレは勝負時間は1時間も無いな、、、


潮が満ちるのは早く、
夢中になりすぎると陸に戻れなくなる。

それはすなわち
死に直結する


決して大袈裟じゃない。
浦安~稲毛エリアの海、特に船橋エリアでは
必ず数人は死んでいる。
(特に外人さんね、、、あの方々は無茶するから…💧)


例え浅瀬だろうが、
絶対に海をナメちゃダメだ‼️




でもこの時点ではまだまだ潮が引いていて、
割と遠くまで行けた。
他に何人も人が居たので、潮と人の動きは慎重に観察しながら掘る。

20190801_121742


潮干狩り用にちゃんと整備された網の中とは違い、
明らかに砂質やら環境が違う。
かなり危険だ。

20190801_121752


整備されている場所とそうでない場所との砂質の違いはこの写真を比べて欲しい。

整備された場所。上記と比べると、いかに整備されているかが分かるかと、、、

20190621_122831


ビノスが捕れる場所は、
牡蠣などの貝殻で足をやられてしまうので、
裸足は厳禁だ。
かなりデコボコなので、思わず足を取られる事は多々ある。

最低限、靴下&クロックス位の装備は必要。
片手は軍手やゴム手は必須。小さいスコップもね…

こうした牡蠣の貝殻で手足をヤられる。
時には病院で縫わなきゃならない深い傷を負うケースもあるので、細心の注意が必要だ。
20190801_123157


膝上まで浸かり、ガサゴソと漁っても、なかなか生きたホンビノスは現れず。

場所を変えながら掘ること10数分、、、


20190801_122611



とったど~\(^^)/


そしてついでに、デカイつぶ貝やら、アサリやら、赤貝も少量ながらゲット出来た。

俺は結局、40分粘ってビノス4つだけだったが、
手羽先紅葉サマはその倍収穫していた😧


帰りにスーパーに寄って、一匹150円のデカい鯵と氷をゲットし、
自宅に到着するなり風呂場に直行❗

今日の収穫だ。

20190801_171126


貝はよく洗わなきゃならないが、
台所では無理なので、風呂場で洗う。


アサリは砂抜きしなきゃならないので、
ヒタヒタの塩水と共に翌日用に。

ビノスはよく磨き、こちらも極薄い塩水に浸けた。
これでこの2つは良いとして、

問題は2つ取れたつぶ貝だ。



つぶ貝バイ貝の類いは神経毒を持っているので、
慎重に扱わなきゃならない。

食べられない所も多いからね、、、


殻をハンマーでかち割り、
包丁で食べられる所とそうでない所を分解し、
さらに身を切り開いて、
唾液腺を除去しなきゃならない。


スマホのサイトでは、唾液腺はクリーム色をしているのでよく分かると書いてあったが、
この貝に関しては、ちょっと違うくすんだ色だった。

なので慎重に切り分け、さらには包丁で細かく切れ目を入れ、流水にて10回程洗い、それらの部位を洗い流した上3分程茹でて、身は更に細かく切り分けた。


恐ろしく歩留まりは悪いが、安全には代えられない。


赤貝はさっと茹で、内臓を洗い流した。



スーパーで買った鯵と、貝の盛り合わせ

20190801_201512



ビノスは大きい奴を4つ、酒蒸しにした。

20190801_201206


つぶ貝、少量だけど絶品でした🤤
何度も洗ったので船橋港特有の泥臭さも消えでます。

さすがに生は怖いからなあ、、、


ホンビノスも貝柱が無茶苦茶固く、新鮮で濃厚な味が楽しめました。


そして、デザートには前日に農園で買った梨を、、、



船橋市民で良かったと思える瞬間だ\(^^)/
感謝しなきゃな、、、マジで、、、


今年はアサリ3回、ビノス2回、シオフキ2回、つぶ貝1回収穫して食ったが、
まだマテ貝に出会えていない。

こりゃまた来年かなぁ、、、


秋口に2回位、貝を狙っていきたいが、
潮の満ち引きとその引き具合、
そしてその時間と、俺の勤務など、
様々なタイミングが合わないと難しい。

潮の引きが10㎝以下で、昼間である事が条件。
こんなタイミングは、年に数回しか無い。。。


まぁ、アサリや他の貝はともかく、
ホンビノスは収穫量に多少変化はありながらも通年で採れるので、
行く機会があれば挑戦してみるのも良いかも。



尚、船橋では採取禁止エリアが多々あり、
採取可能は場所はわずかしか無い。
ギリギリの場所を狙うしか無い。

船橋で狙えるのはアサリ、シオフキ貝、ホンビノス。
ただ上記の様に狩漁権が設定されているエリアと、有料エリア(その時期以外は立入禁止)が殆どなので要注意。
足洗いの出来る水道あり。トイレあり。
駐車場は1日500円


幕張の浜~検見川浜に関してはアサリは取れず。
マテ貝・シオフキ貝・少し深い場所でホンビノス。
潮が引いている日曜日は家族連れで賑わう。

20200607_110739


駐車場は500円~多数設置。だが探せば無料の場所もある。(ここでは公開不可だが)
足洗い場あり。トイレは汚い。

千葉ポートタワー近辺はアサリとホンビノスが少量。
足洗い場、トイレあり。駐車場は無料。

2afb0aae-s



2020年は、
6月22日前後と7月22日前後の正午あたりが潮がかなり引くので狙い目となる。。。

『東京ディ○ニーリゾート
伊藤○ム東京工場
TOKYO-BAYらら○ーと
東京ド○ツ村』…


そして、、、

『ようこそおもしろ半島千葉へ、、、(^q^)』


『他ケンミンが千葉にて捕獲されたなら
全身の穴という穴にピーナッツ🥜を詰められ、
九十九里で地引き網漁の奴隷になる。。。』



へ、、、(*_*)??
なんのこと⁉️


と、お思いかもしれません、、、

これは全て、
映画、『翔んで埼玉』の劇内のセリフなのです、、、


…いいかげん、

翔んで埼玉ネタはやめなさい
…と言われそうだなぁ、、、(-_-;)

ま、これが出来るのも後数日でしょう…
そろそろ埼玉以外では公開終了だろうからね、、、

ま、今のうちに、、、ってことで😅



この映画、主役が埼玉だからか、
埼玉のローカルチェーン&ローカルフードである
十万石まんじゅう、山田うどん、草加煎餅などが出てきたが、

ライバルの千葉は、ロクに紹介されていなかった。



他ケンミンからは、


     
千葉には魚介類とピーナッツしか無い

と思われるのは、非常に癪にさわるが、、、


千葉から魚介のアレンジ品を取り除くと、
勝浦タンタンメンや竹岡式ラーメン等しか残らないから何言われてもシャアないわな、、、( ω-、)


千葉の有名なご当地グルメは、
何らかの形で水産物が入っているモノが多いから、
確かに何も言い訳できないよ、、、😭


ここは開き直って、水産物をアピールするとしよう。



そうそう、

俺は船橋市民のハシクレ。

群馬や埼玉、茨城(たまに栃木と神奈川)の記事ばかり書いているのではなく、
たまには地元・船橋近辺の郷土料理や食材を他ケンミンにアピールする事も、ご当地グルメブロガーとしての責務だ。



まずは、
俺自身が『船橋名物』を日常的に食べていないと
何を言っても全く説得力が無くなる。

極論、書いた記事が、そこらへんにあるパクりブログと同レベルという事になってしまうな。。。


という訳で、ここ1年半位は、
千葉の謳い文句、
『千消千産』を実践、、、

月2回のペースで、船橋名産のホンビノス貝を買って食べるようにしている。


もはや義務、、、
義務だよ、、、コレは、、、😅



船橋市内で外食してホンビノスを食べたレポは、
今月5月中に
『勝手にコラボ~憩え!!船橋』シリーズの中で公開予定ですが、それだけではつまらない。

何か千葉ケンミンにしか出来ない、+αが欲しい。



…って事で、一部の千葉県民の習慣である、
潮干狩りについても触れてみたい。


以前は地魚ならぬ地貝はアサリだったが、
今はあまり採れないのよ、、、


それにアサリ=潮干狩りは、
あくまで観光の為のアイテム。

他所からアサリの稚貝を仕入れ、
有料潮干狩り場にバラまくのだ。

当然、そのコストは、
入場料&アサリ購入金額&駐車代にて回収される。


だが、
ホンモノの船橋市民にとっては、
そんな潮干狩り場は、縁遠きモノ、、

あくまでタダで採れる場所で、
タダでゲット出来ないと意味は無い。

ま、少なくなったアサリの代わりに採れるのが、
このホンビノス貝。


とりあえず、この、ホンビノスってなんぞや??
まずはここからだね、、、


普通出回っているホンビノスは、
こんな奴だな、、、


20180329_193251


最近、スーパーなどでこんなの見かけると思うけど
こんなに白い奴は上質な類いだ。



ホンビノス貝は、
白ハマグリとも呼ばれる、かなり繁殖力の強い外来種で、
ここ10数年の間に、かなり取れるようになった。

ハマグリを大味にして、出汁は控え目、
やや硬めの食感だが、それなりに美味い。

アサリが採れなくなりつつあった船橋において、
救世主とも言われている。


だが、少し問題も起こっているようで、、、

他の貝は海の浄化作用を持つが、
ホンビノスはその作用は無い。

そして外来種特有の繁殖力や生命力の強さで、
東京湾の生態系を変えてしまう恐れを秘めている。


だから、多少は乱獲していかないと、
在来種の生態系が崩れてしまう。


幸いホンビノスは、充分食用に耐えうる貝で
しかもかなり安い(^-^)

他の貝は有害物質を身体に取り込むけど、
ホンビノスに関してはそれらをあまり取り込まない長所がある。
つまり、水質が良くない汚い海でも、
老廃物出してやれば充分食用に耐えられるって事。


増えすぎないように乱獲し駆逐しながら、
食材としても使える、まさに一石二鳥の貝だ。


だが、1つ注意しなきゃならない事かある。

表面が黒ければ黒い程、貝殻に硫化水素…つまりヘドロの臭みが出る。


例えば、キャベツ&白ワイン&バターで、貝殻の旨味をも生かしたパスタでも作ろうと考えたら、なるべく色の白い上質なホンビノスが向いているが、
黒ければ黒い程、貝殻のヘドロ臭が出るので、
中身だけしか食べられない。

貝殻が臭いと一緒に煮た野菜まで臭くなってしまう。


市販のホンビノスが、白ければ白い方が高くなるのは
こうした事情からだ。


ホンビノス目当てで潮干狩りするなら、
なるべく潮の流れがあり、ヘドロの少ない場所で採った方が無難だね、、、



さてさて、休みの日の昼間、
原木中山のデカ盛りのチキンカツを食べた後、
某所に寄ってみたのだが、、、

20190422_134546


この日はかなり潮が引いており、
普段は海水に埋もれている部分にも立ち入れたので
もしかして、、、と思い、
ホンビノスを探してみる事にした。

20190422_140241


ヘドロをかき分けてみたら、
あらあら、、、


真っ黒いながらも、
なかなか大きいなホンビノスが

20190422_140259


このホンビノス、
1つ取れたなら、その近くでいくつも取れる。
まぁ、群れを作っているんだな、、、


貝類採取禁止の看板こそ無かったし、
釣りをしている方も数人居たので問題は無いかとは思うが、
万が一クレーム来てもシャアないんで、
とりあえず4つ程のみゲット。

これだけ黒いと、オキシジミという貝と区別が付きにくいが、あちらはシジミをそのままデカくした形で全体的に丸っこいので、見分けはつく、、、



このように、採取した場所はあまりキレイでは無く、
ホンビノスは真っ黒。。。
かなり表面はヘドロ臭い。

なるべくきれいな海水を入れ、
自宅に持ち帰る。


自宅で、何度も流水にてたわしで磨き、
ぬるま湯に塩を入れ、
老廃物を吐き出させる作業を数回繰り返す。。。
これで二時間半はかかった。。。

が、やはりヘドロの臭みは消えず、
野菜と一緒に蒸し焼きにする事は断念した。


塩ぬきはする暇が無かったので、
料理酒では×。辛くなりすぎる。
日本酒と水を足して、単独で蒸し焼き。

旨味は損なわれるものの、出た旨味&臭みの汁は捨て
再度新しい日本酒と水を入れ、蒸し焼きにする。
(真っ黒いビノスは、これくらい臭い野田)

話は前後するが、
潮が退いていたので、船橋海浜公園に寄る。
20190422_143520


屏(網)の外は無料エリア。

目当てはアサリだったが、
アサリと共に取れるシオフキ貝が、沢山潮干狩り場の脇の潮溜まりに幾つか散乱している。

貝を拾ったけど
アサリでは無いんで、
どうやら投げ捨てていったらしい。



幸い、貝は生きている。

あさりは人気あるが、シオフキ貝は人気が無い。
扱いが難しいし、すぐ死んでしまうし腐りやすく、
食べられる部位が少ないからね、、、


でもこれは勿体ない。

シオフキ貝は、
当日に食べるなら、
内臓さえキレイに洗えば、食用可なのだ、、、


本当の船橋市民なら、
コレは無駄にはしない。


まずは良く洗い、ぬるま湯+塩水で泥抜き。

沸騰した塩水にぶちこみ、
口の空く、生きている貝のみセレクト。
これで老廃物を結構吐いてくれる。


茹で上げた後、内臓を取り出してよく洗い、
さらに少し茹でる。

それを冷水で洗い、
水気をよく取りのぞき酢味噌であえれば、
立派な酒の肴になる。

茹ですぎた分、旨味は失われるが、
まぁ無難な方法だね、、、

んな訳で、我が家の食卓。

20190422_201748


アサリも8つ程取れたので、
これはすまし汁。
アサリだけでは足りないので、
シオフキ貝の貝殻も一緒に煮てダシを採ったが、少し臭みが出たので失敗だった。

黒いホンビノスは磨きまくったり老廃物を出したりしても表面から臭みが取れなかったので、
野菜は入れず、そのまま蒸し焼きにして、
中身だけ味わう。

中身は臭みがなく、美味しくいただけた。
結構身がプリプリ、ホンビノス特有の歯ごたえが楽しめた。

茹でたシオフキ貝は、
酢味噌であえて食べたが、
まぁコレはコレで十分イケる。
砂のジャリジャリは上手く取れており、我ながら合格点、、、かな、、、⁉️


昼間、福徳食堂から持ち帰ったチキンカツは、
タッパーに入れて持ち帰り、
晩飯のひとつに加えた。




尚、6月になると、
貝は毒を持つ可能生があるようだ。

正規の潮干狩り場じゃないと検査もしていないし、
危険なので、
俺みたいなことはしないように、、、😓


どうしても行きたい方、、、

5月半ばで、干潮が昼間の日を見計らって行くしか無いと思う。
気象協会のHPに干潮の時間が載っているので、参考にしてみると良い。
軍手、長靴又は捨ててもいい靴を持参しよう。

水を入れた2Lペットボトル3本と、スーパーのビニール袋3枚、大さじ2杯の塩持参は必須だな、、、

手を洗う水や、砂抜きの塩水を作らなきゃならないしね、、、

出来れば、放水路の河口に近ければ近い程良質なものが取れるので、是非参考に、、、

安全性を考えるなら、公式有料潮干狩り場近くで採取すること。
そして県のHPにて、貝毒が出ていないか確認してから行かれた方がいいと思います。


そしてホンビノスを捕るなら、
春よりも秋。
この頃になったら貝毒のリスクは減る。
春先ほど数は採れないにしても
ホンビノスは割と一年中採れるので、
この頃を見計らって行くのも良いでしよう。

このページのトップヘ