関東B級&ご当地グルメドライブ 

関東近郊の貧乏旅行とB級グルメのブログ。 1泊・日帰りを問わず「いかに金かけず楽しむか」をテーマとした「B級旅行」に挑戦!! たまに温泉や温泉水販売所についても触れます。 予算は日帰りは大人2人5000円、1泊は18000円~23000円を目安にしています。 記事はあくまでUP当時の現状なので、それ以後の内容に関しては保証できませんので悪しからず。 R5年4月より不定期更新となります。 ご意見・ご質問は、 Instagramの方にていただければ幸いです。

タグ:ソースカツ丼

このところ、千葉県の白井地区に出店攻勢をかけるスーパーが目立つ様になってきた。


あ、白井市って、この辺ね、、、

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元々このエリアにはマルエツ位しか店が無かったが
ランドローム、タイヨーが相次いで出店。
第一次白井大戦が勃発したのが30年くらい前。


そして、一時期TVでよく取り上げられていた、
野菜詰め放題などで有名だったマルエイが2000年代初頭に参入。

かなりインパクトがあり、周囲のスーパーは軒並みマルエイにやられたが、何とか対抗して今でも現存。
これが第二次白井大戦だ。


そして2年程前に、お隣柏市だが、
セブン&アイ系列のアリオ柏が出来た。
ここの核はイトーヨーカ堂。
白井エリアは商圏が広いので、やはり土日は多少の影響を受けた。


そして今回、第三次白井大戦が勃発中❗

昨年から今年にかけて強力なスーパーがさらに2つ、
この地域にエントリーしてきた。


まずは、てらをスーパーさん。

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元は船橋市内の咲が丘、ここから2km離れた場所に店を構えていたが、
ナリタヤの跡地のこの場所にも出店してきた。



ここは以前から野菜の安さに定評があった。
今現在、もうひとつの売りである筈の惣菜部が無いのが痛い。。。

てらをの惣菜は安くて美味いし、
ネギトロ巻きとジャンボチキンカツを期待していたんだけどね、、、( 。゚Д゚。)



さて、今年になり、
先日、あの埼玉スーパーが、とうとう開店
近年は、千葉への出店が積極的になっている。


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このスーパーは一見高いイメージがあるが、
よく見てみると、一般食品コーナーの棚にも、所々他所より安い品が混ざっている。

野菜の品質管理も素晴らしく、
うどんや牛乳はその地域の他所店より、数円安く設定している。


研究熱心で戦略がなかなか上手く、
そろそろ欲しいかな~という絶妙なタイミングで、
砂糖や醤油、油などを広告に入れてくる。

毎日夕方に夕市を入れてくるし、
このエリアのスーパーにとってはかなりのライバルになる事は間違いない。



開店初日に行ってみると、
埼玉パワー全開❗


『秩父名物・カツ丼』で
白井市民の胃袋を掴もうとしていた(^^)

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アップで👀
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このスーパーの開店イベントの時には登場する事が多いこの品の正体は、
秩父B級ご当地グルメ『ワラジカツ』なのだ。
(商標権の問題で名乗れないだけ)

ちなみに本物はコレ。さほど差は無いかと…
↓↓
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ワラジカツである根拠は、後で説明するとして…


野菜も開店セールだったので安く、
玉子や肉の広告の品は安かったので、当然全て購入


で、その足で、いつものタイヨーさんに向かう。

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やはりお客さんはいつもより少ないが、
値段を併せられるのは併せて、しっかり対抗していた


今までは割と高価なスーパーが集まる地域に出店してきた埼玉スーパーだが、
今回は、このタイヨーさんと覇権をかけ争わなきゃならない。


タイヨーは千葉&茨城に約30店舗以上持つ中堅スーパーだが、どこの店舗も常にお客さんでイッパイで、レジも常にフル稼働しているのに、待ちの列が出来る。

よって、どのエリアでも地域一番店だ。


野菜も魚も定評があるが、白井の店は最近になって肉も強化しだした。
玉子も安売りが多いし、酒も割と安い。
特にワインは最安値だ。

納豆や豆腐などは安価だし
常に何らかの特売品がある

しいて言うなら惣菜がやや品数が少ないくらいで、
全体的に穴は少ない。





俺は埼玉スーパーのファンだし、
タイヨーさんのファンでもあるので、
この覇権争いには非常に興味がある。


スーパーとしてのカラーや方向性が違うから、棲み分けという形になり、
結果この2社が真っ向勝負でドンパチやりあう機会は少ないと思うが、
その周りのスーパーはかなりの打撃を受けるだろう。

てらをさんとマルエイさんの奮起に期待❗


結果、その恩恵を受けるのは、我々消費者だ。
うまく使い分けをさせてもらおう。。。



さて、前置きが長くなったが、、
前ほどの秩父名物カツ丼の分析タイムだ。

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実質上の秩父B級ご当地グルメ名物・ワラジカツ丼であると先程書いたが、
なんでそう言い切れるかって⁉️


根拠は2つ。

まずは、ワラジカツはカツ2枚が約束事なんだよね…

本来は、最低限子供靴位の大きさに肉を叩いて伸ばして広げるんだけど、
昔ながらにそこまでやるのは一部の店だけ。

カツ2枚入っていて、ソース味のタレに潜らせてご飯に乗せたモノならばワラジカツと言って良い。

現地(秩父)では、一部の店では小判カツなどを名乗っているケースも見受けられた。



もう1つの根拠、
それは、このスーパーが秩父発祥だってことだ。

当然、お隣小鹿野町発祥のこのワラジカツの事も知りつくしており、
秩父中心部には同スーパーも現存。
そこでも当然販売されているのだ。。。




故郷の味に対して誇りを持ち、
こうして『異国の地』にまで故郷をアピールする…
これは素晴らしい事だと俺は思う。

他のスーパーが、余所の県でこうした事が出来るだろうか⁉️



近年、個人店の閉店によるB級ご当地グルメの絶滅が目につくようになってきたが、

ご当地グルメを後世に伝える手段として、
スーパーの惣菜部を活用するのは有効な事かもしれない。


2019年初頭現在では、こうした取り組みを行っているスーパーは幾つか出てきている。

千葉B級ご当地グルメ『八千代カレー』については、ランドロームの勝田台店で、
茨城B級ご当地グルメ『龍ヶ崎コロッケ』については、同龍ヶ崎市内の店舗で販売。

当然秩父近辺のスーパーでは、埼玉B級ご当地グルメ『みそポテト』も容易に入手可。

群馬のフレッセイでも一部店舗以外では、上州名物の群馬B級ご当地グルメ『鳥めし』や同『ソースカツ丼』も売っている。
秩父のやおよしさんでは『たらし焼き』まで販売!!

B級ご当地グルメには、
商標の利権の問題が常につきまとうが、
こうしたスーパーの取り組みは大歓迎だ。

おまけに最近のスーパーには場所によってはイートインがあるし、現地での実食も可能なケースが増えてきている。



また話は逸れてしまったが、

とりあえず『open the hat』で
御解剖タイムと行きましょう。。。
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やはり長野&群馬と共通するソース味


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この柔らかさと繊維の形は、間違いなくヒレだ。
えらくバランスがいい。


この秩父メニューが定番化する事はまず無いが、
新規店舗で必ず一度は試すところに、
この会社の拘りと意思を感じたなぁ…

埼玉は千葉と敵対しているライバルだが、
こうした地元の誇りを大事にする心意気は大歓迎だ。


だが、数年前からAEON傘下に入ったので、
今後は個性が消えた『金太郎飴スーパー』になる可能性もある。

今後の展開をしっかり見ていきたい。

さて、今回の群馬シリーズは今回でラスト

でもその前に、、、



俺みたいな『移民』2世には、
故郷は存在しないような気がする。

基本根なし草。。。

一応、産まれ育った地は存在するものの、
そこが故郷かというと、そうでもない。
何かシックリ来ないんだよなぁ…


故郷の味というものに関して言えば、
地方から出てきた自分の親に関しては、
当然故郷の味は存在するんだけど、
それが「移民2世」である自分の故郷の味になりえるかと言えば、決してそうでは無い。


かといって産まれ育った街も、自分の故郷の味のルーツになるかといえば、これままた違う。


地方出身の親の味覚に慣らされて育つと
当然その子供も親の味に親しんで育つ訳で、、、

結果、自分が住んでいる地のご当地グルメを大人になるまで知らずに育つ事もありうる。



例えば俺のケースだと、

母も亡き父も南九州出身。
大阪で出会って結婚し、転勤で東京まで出て、
最終的に千葉の船橋に流れてきた。

なので子供の頃、味的には当然西日本の環境で育ち
食卓に並ぶものは関東のモノとはチョイと違った。

当然、関東人のソウルフードであるもんじゃ焼きなんて、ある程度の年齢になるまで知らず、、、

一方、今でいう関西風のうどんの汁で蕎麦を食べていたが、その味を自宅以外で味わう事は、当時はなかなか難しかった。
(母親は存命中だが、関東の味付けに慣らされて、いつの間にやら昔の味付けが出来なくなっている😅)


そのうち俺自身も大人になるにつれ、
関東の味付けに慣れ、
自分の味のルーツすらも分からなくなってしまった。


なので移民2世は、
故郷の味&地元の味というモノには
無縁になりやすい傾向にある様に思える。

だから俺的には、
故郷の味を持つ方は、非常に羨ましく思う。
当然、ご当地グルメにも憧れる。
人は、自分に無いモノを他に求める野田‼️



それが例え、
当たり前のモノにチョッとだけアレンジを加えた料理であっても、、、だ。



その一例が、
今回記事にする群馬県のソースカツ丼やひも川だろう


ソースカツ丼は、噂だと新宿区が発祥の地らしく、
そこから幾つかの地方に分散して広まっていったらしく、桐生もその1つ。

ここ50年以上食べられており、しっかり地元の味として根付いていった。

桐生市は、群馬の中でもB級グルメやご当地グルメが特に豊富な町として有名だけど、
何十年もの歴史を重ねた結果、
ひもかわと共に桐生の代表格グルメにまでなった。


B級ご当地グルメがブームになりだしてからは、
TVなどでよく取り上げられる位メジャーになり、
地元民以外にも遠方からお客さんが訪れるようになったようだ。


ホンモノのB級ご当地グルメは、
誰が見ても食いたくなるモノだ。

よって、土日ともなれば、
桐生のひもかわの店やソースカツ丼の有名店は、
昼前から長~い行列が出来る。


ひもかわで有名な「ふる川」さんなんて、
昼前にも関わらず、行列が40人(o゚Д゚ノ)ノ!!

今回は時間のロスが見込まれる場所を中心に回ったんだけど、それでもこの行列に並ぶのは無理だぁ(ノД`)


だが、ここまでユックリ出来る事は滅多に無い。
何としてでも、本場で本物のひもかわを食べなきゃ…

で、ひもかわとソースカツ丼を一度に味わえる
藤屋本店にターゲットを変更し、攻略を試みる。


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こちらも行列(o゚Д゚ノ)ノ
だが20人位だったんで、1時間も待たなくて済んだ。

尚、ただ行列に並べばいい訳では無い。
名前を書く紙が貼り出されているので、
それに名前を書かなければならない。
行かれる方は気を付けて、、、


さてうちらは、
セットではなく、ひもかわのセイロとミニソースカツ丼を2つずつ注文。

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待つこと20分。
やっと御対麺だぁ\(^_^)/


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これがホンモノの本場のひもかわかぁ~✨


太さは3センチチョイ
きしめん程うすくはないし、
ほうとうみたいな厚さも無い。

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塩気強め。
モッチリしているが、柔らかめ。
厚さは僅かにばらつきがある。
小麦の味を味わわせるタイプでは無く、
汁を生かすタイプかな。。

出汁はスモーキーで、藪系などの蕎麦汁に似ている。
この出汁をわずかにつけた感じがうまい。

ソースカツは一枚。厚みがある。
出汁とソースを合わせてあるのかな❔
ご飯がすすむ。カツはサクサクだ。

ミニソースカツ丼320円+ひもかわせいろ550円、
二人で2000円でおつりが来て、
しかも両方食べられるのなら、まずはこの店が無難かと思えた。
(藤屋本店HP)
↓↓
http://fujiya-honten.net/




この後は佐野のどまんなかたぬまを経由しながら、
五時間かけて自宅へ🏠

桐生はやっぱ遠いなぁ。。。
渋川からの行き帰りに寄るのが有効かもね
景色もいいし。

地方行くと、
ふるさとを持つ方々が、
やはり羨ましく感じるなぁ、、、

埼玉の山間部や群馬、茨城に行くと、
更にその思いが強くなる。

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