埼玉の代表的なご当地B級グルメとして有名な、
行田のフライ


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商標登録をする位に行田市がに大切にしている、
それなりにメジャーなご当地B級グルメの1つだ。


2年前、初めてこの『フライ』を食べた時、
幼い頃に食べた、船橋のお祭りやお寺の縁日でよく食べたお好み焼きにソックリじゃないか‼

…と、ビックリした事があった。


今回は、船橋あたりの屋台でたまに見掛ける、
『行田フライタイプ』のお好み焼きを久々に見つけてたので、これについて書いてみたい。

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具は青のり、海老、イカなどから選ぶ。
例えば海老なら乾燥桜海老が表面に少しだけ入っており、他はお好み焼きの種だけで仕上げられている。

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この行田フライみたいなお好み焼きは、
少なくとも40年以上前から、船橋や市川のお祭り屋台などで食べられていた。



縁日や夏祭りのテキ屋でよく見掛けるお好み焼きは、
船橋においても、普通タイプのお好み焼きが多いのには変わりはないが、

大規模な祭りや縁日になれば、
今でも1ヵ所か2ヶ所、この『行田フライ』タイプのお好み焼きを売っているのを見掛ける。



どちらが歴史が古いんだろうか気になったので調べてみたら、
wikiによれば行田フライのルーツは1925年あたりらしい。
女工さんたちに人気のある、お手軽なオヤツだったとか、、、


で、ここで気になるのは、
女工さん達が食べたという事。。。

嫁ぎ先には、都内が含まれていても不思議じゃない。

子供のオヤツに作って食べさせるには、丁度よかったのかもしれない。


フライは原価率も安く、普通のちゃんとしたお好み焼きより安価に提供出来るし、日本が昔貧しかった頃にはうってつけの料理だった。

そこに目をつけたテキ屋が、祭りや縁日でお好み焼きとしてこのエリアで売るようになったのだろう。


似たような料理に、どんどん焼きというものがあるようで、
これもやはり1920年代に東京で発祥したものらしい。


飽食の街、東京では既に廃れているらしいが、
箸に巻き付けるスタイルに形を変え、今でも東北の郷土料理として根付いている。

北陸にも2つ折りにしたタイプがあるようだし、
埼玉の秩父には、良く似た料理が『たらしやき』といい名の郷土料理になっている。

都内発祥ならば、当然都内から近い船橋エリアにも伝わってきたのだろう。


時代は流れ、
普通のキャベツタイプのお好み焼きが増えて、
更には麺入りまで出現したり、お好み焼きを小さくした様な大阪焼きなどバラエティーが増えた結果、
露店でも、この行田フライタイプのお好み焼きは少なくなってしまった。
昔はもっと見掛けたのだが、、、



おまけに、東日本や甲信越だけではなく、
関西でも『かねます』で製造している冷凍食品、
『いか焼き』
も、この手の『お好み焼き』によく似ている、、、

粉ものの発祥は関西と言われてしまうと、説得力が有りすぎて反論出来ない。


一体こうなると、どこが本家本元で、
どこがパクリなのか全く分からない( ω-、)

誰か詳細、知らないかなぁ、、、(´-ω-`)??




そうそう、このお好み焼き、
行田のフライとは食べ方は違う。

行田のフライは箸で食べるが、
このお好み焼きは紙で巻いて食べるのだ。

まぁ、食い方はクレープみたいなもんだな、、、
これが昔からのスタイルだ。

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ソースと桜えびの風味が強い、甘くないホットケーキとチヂミの間の子とでも形容しときましょうか、、、

久々に懐かしいモノ食ったな、、、



さて、船橋のネタばかり書いていると
アクセスが激減してしまう、、、

このブログは栃木がやや弱いので、
8月は、久々に栃木ネタを中心に書いてみようかと